センス・オブ・ワンダーはありますか?

以前からその言葉は知っていました。いや、「知る」というよりも「認識」していただけと言ったほうがしっくりきます。最近、身近な人の口から、そしてお客さんの口からもよく出たそのキーワード。思えば一年以上も前から薦められていた気もするその本。。。よっこいしょっと重い腰を上げてレイチェル・カーソン著の「センス・オブ・ワンダー」という本をようやく購入しました。英語版の文章がとても美しいと評判ですが自分が一冊目に選んだのは日本語訳の本。

落ち葉、月夜の海、波しぶきなど何気ない、けれど美しい写真たちと、柔らかい語り口調の短い文章で構成されており一時間足らずで読み終えました。そして納得。自分に欠けているものはこれだ、と。自然の世界は神秘に満ちています。雲の流れ、風のささやき、真っ赤な夕日。それらの神秘さに感激し、その感性を新鮮なまま保ち続けること。今の職業で一番失ってはならないものでした。

 夏休みという事もあり、三歳~六歳くらいの子供連れのご家族がたくさん来て下さっています。子供たちの興味をひくにはどうすればいいだろうか?この本にはそのヒントがたくさん散りばめられていました。

さて、身近な人と前述したのはボスMakoto Ando氏はもちろん、今年の4月から一緒に働きだした石川 史佳さん。カメラを持たない彼女がiPhoneで素敵な写真を撮影する感性はこの本の影響もあるのだろうと推測します。彼女は小学校の教諭を退職して、ネイチャーガイドになるという志を立てて鶴居村へ引っ越してきました。現在、平日は別の仕事で生計を立てつつ、土日はヒッコリー研修生としてみっちりガイドの勉強をともにしている仲間です。両親がバードウォッチャーで彼女も無類の鳥好き。そんな両親の影響で、「センス・オブ・ワンダー」や「生命樹」などボスのツボを刺激するキーワードがどんどん口から出てきます。とにかく勉強家なので、いつも刺激をもらっています。そんな仲間が身近にいる奇跡。いつもありがとう。

そして昨日8/20は彼女にとって忘れられない日になった事でしょう。憧れの鳥と出会えたのだから。本当におめでとう。感動して、情熱にまた火が付いたことでしょう。僕も負けずにがんばります。

最後に、「センス・オブ・ワンダー」より、ハッとした箇所を引用して締めくくりたいと思います。

もしわたしが、すべての子供の成長を見守る善良な妖精に話しかける力を持っているとしたら世界中の子供に生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見張る感性」を授けてほしいと頼むでしょう。この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。
(23ページ)

わたしたちは周りの世界のほとんどを視覚を通して認識しています。しかし、目にはしていながら、本当には見ていないことも多いのです。見過ごしていた美しさに目を開く一つの方法は、自分自身に問いかけてみることです。

「もしこれが今までに一度も見たことがなかったものだとしたら?」
「もし、これを再び見ることが出来ないとしたら?」
(28ページ)

一瞬を大切に。明日も良い日となりますよう。

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