先日、遠くにいるタンチョウの親子を観察していると、餌を探しながらこちらに近付いてきた。はじめはタンチョウも警戒するが、こちらもジーッと構えて敵意がないことを示すと、すぐに人への関心は薄れたようで餌探しを続行。お客様へもタンチョウへの配慮を促し、ヒナ2羽を連れている家族をこの距離で見られることへの感動をこらえるのに必死だった。家族たちは最後は悠々と道路を横断し移動していった。

タンチョウの生息・繁殖地にちなみ、村名を「鶴居村」と称したのは1879年(明治12年)。その前は「舌辛村」だった。もちろん当て字でルーツはアイヌ語。「シタカラ」は鳥の鳴き声を表すアイヌ語と聞いたこともあるし、アイヌ語地名研究家の山田秀三氏によると「シタッ・カラ」=ダケカンバ・を採る、という解釈もあるようだ。どちらにせよ先人たちがどんな想いで名付け、そこに暮らしていたのか思いを馳せることは楽しい。